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舟論聖地は、2001年3月2日に市都記念物118号に指定されている。
天主教会史において重要な意味をもつ舟論聖地に足を踏み入れれば、天主教徒達の信仰がどれだけ篤かったか、伺い知ることができるだろう。何よりも大切な自分の命さえも捧げた聖人達の魂に思いを馳せ、野の花を摘みそっと供えてみる。
山と山の重なり合った深い渓谷の奥深く、船底のような形状をしていることから、舟獠または舟論聖地という。舟論聖地は韓国における天主教伝播の始まりの地であり、天主教の歴史において重要な意味をもつ。1801年、辛酉迫害の際には多くの教徒がこの谷底へ逃れ、素焼きの陶器の商売などをして細々と生計を立てていた。
黃嗣永は、逃れてきた洞穴の中で迫害の状況や天主教徒の救援を要請する書をしたためたが、この原本は現在、かのバチカン博物館の所蔵となっている。ここに1855年、朝鮮初の神学校「聖ヨセフ神学校」が開校したが、外国人神父とその教え子達は丙寅迫害の際に捕えられて殉教し、神学校は閉鎖に追い込まれた。
朝鮮初の留学生、金大健神父に続く二人目の神父となった崔良業の墓のある地でもあり、また1866年の丙寅迫害において最初の殉教者となった南鍾三の出生地でもある。 韓国で唯一の天主教の聖地であるだけに、休日ともなると聖地巡礼に訪れた人々や観光客で、普段はひっそりとした山奥の村がこのときばかりは幾ばくか賑やかになる。秋になると紅葉が美しく、濃いも薄いも数ある葉が敷地内の芝生と相まって美しいコントラストを描いている様子は、眺める者の心を洗うだろう。
자연치유도시 제천 문화관광
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